頑張って練習しているのに、どうもピアノの楽譜や鍵盤を理解できない。
学校の勉強についていけない。
ピアノ講師をしていると努力してもどうにもこうにも弾けない子に出会います。
私自身現場の経験と学びにより原因は生活習慣にあるということにたどり着きました。
自己紹介
現在1歳の娘を育てている現役ピアノ講師。
私が小学生だった25年ほど前、
クラスごとに3人くらいピアノを習っている人がいて、
当然のように合唱の伴奏が出来ました。
しかし今、そのレベルに到達できるのは
5人に1人しかいません。
頭や指が思い通りに回らないのです。
そのことに危機感を抱き、原因が生活習慣や医療にあると気付いた私は、
少しでも多くの子供達に自らの力を最大限に発揮出来る健全な状態を取り戻してほしいと
発信を始めました。
そのサラダ油が脳と体を壊してる
知らず知らずに食べている質の悪い油は、
脳の細胞を破壊し、全身の細胞にダメージを与えて、
かゆみ、アトピー性皮膚炎、気管支炎、肝炎などの炎症や、
認知症、アルツハイマー病、うつ病、記憶力減退、発達障害などを引き起こします。
細胞の構造
ミトコンドリア…エネルギーを作る
リソソーム…タンパクのリサイクルや処分
細胞膜…必要な栄養は取り入れ、悪いものから守る
核…要になる部分。DNA情報が入っている
細胞はあぶらでできている
約60兆個ある細胞の膜は脂肪とタンパク質でできています。
その膜を通して酸素や栄養を取り込んだり、
細胞内の老廃物を排出したりします。
また、有害物質が侵入しないよう防ぐ役割もあります。
このような役目を果たすのに、
形成しているあぶらの質が大きな影響を与えます。
脳の構造
60%はあぶら
残りの大部分はタンパク質。
脳と全身の情報は神経細胞を通じて微弱な電気信号で伝達されています。
神経細胞には情報を入力したり出力したりする
シナプスというアンテナがあり、
無数にある神経細胞を連結させています。
あぶらは電気信号を伝えるだけでなく絶縁体にもなるので、
あぶら次第で脳はパワーを全開にも出来るし、
実力の半分しか出せないこともあります。
1000個の神経細胞
赤ちゃんの頃がもっとも多く、その後数万個という単位で減少していきます。
全体の数は減っていくけども、シナプスの数は成長と共に増えていきます。
ヒトの身体の細胞は常に入れ替わっていますが、
神経細胞は入れ替わりません。
それがその人のアイデンティティーなのです。
使えば使うほど大きくなる機関
脳内の大部分の神経細胞は、
人体を構成する他の細胞と違って細胞分裂によって増えることができません。
しかし何歳になっても増え続けることが出来るのが、
記憶を司る海馬です。
脳内ではここだけが生涯にわたり新しい神経細胞を作り出しています。
海馬のはたらき
情報を統合、取捨選択して必要な情報を大脳皮質に新しい記憶として記録しますが、
性能がその精度に影響します。
授業を一回聞いてすぐ知識として吸収できる子と、
何度聞いても覚えられない子がいるのもその違いです。
海馬の神経細胞
非常に長い軸索という尻尾を持っていて、
遥か彼方の神経細胞にシナプスを通して電気信号を送ります。
したがってシナプスの細胞膜をみずみずしく保つ必要があるのです。
そのためには魚油に含まれる良質なオメガ3系脂肪酸を摂る必要があります。
(神経細胞の伝達、神経細胞死のメカニズムについては本書にて、
車や道路に例えてとても分かりやすくまとめられています。)
脳に必要な油
オメガ3系脂肪酸
魚に含まれるDHA・EPA、
えごま油、あまに油など液体の油。
細胞膜を新鮮にみずみずしくするので脳にとって必須。
神経細胞の膜にバランスよく取り込まれることで脳が働きます。
酸化に弱いので、出来るだけ加熱していないものを摂る必要があります。
脳に悪い油
リノール酸
サラダ油やパーム油、それらを化学処理により固形化したマーガリン、ショートニング、マヨネーズ。
熱に弱いリノール酸が含まれます。
精製の段階で何度も加熱されているものを、さらに調理家庭で加熱することが問題。
その過程で神経毒であるヒドロキシノネナールが多量に発生します。
それが神経に取り込まれ脳は機能障害を起こして、
アルツハイマー、認知症、うつ病、記憶障害を引き起こします。
(本書ではサラダ油の脳や身体への毒性をこれでもかとページを使ってあらゆる角度から、わかりやすく説明してあります。)
トランス脂肪酸
サラダ油に水素添加してトランス化させた、半固形または固形のもの。
ニューヨークでは2013年に規制してから
10年間で平均寿命が男性で13歳アップ、女性で8歳アップしました。
細胞膜に入ると、細胞本来の活動が円滑に出来なくなり、
アルツハイマー、認知症、うつ病、記憶障害を引き起こします。
私が実際に使っているおすすめの油
本書で改めて悪い油の怖さを再認識しました。
そして私が日頃使っている油も間違いなかったと
再確認出来ましたのでご紹介します。
油は上記にあるように酸化していないことが大前提ですから、
物理的な製法、瓶詰めを選んでいます。
オリーブオイルは光によっても酸化するので、
遮光性のある色付きの瓶に入っているものを選んでいます。
本当に原料や製法にこだわった油は、容器によっても見分けることができます。
米油 「コメーユ」
コメーユは、国産の新鮮な米ぬかを圧搾製法によって搾油し、スチームリファイニング法と呼ばれる物理精製法によって精油したこめ油です。
エクストラバージン・オリーブオイル 「クレタ ラチマス」
オリーブ発祥の地、ギリシャの中でも一番品質の良いと言われるクレタ島産の生オリーブを100%使用し、低温圧搾で一番絞りしたものを詰めました。
酸度は0.8%以下で、風味香りともに優れたオイルです。
クレタ島のオリーブは基本的に農薬を使わない有機栽培をしています。