発表会に出よう~女の子の衣装編~

ピアノ

ピアノの発表会の衣装選び、わくわくしますよね。

同時に疑問も沢山浮かぶと思います。

ワンピースがいいのかドレスがいいのか、

丈はどのくらいか、装飾は…

現役ピアノ講師が舞台映えする衣装、

逆にやめておいた方がいい衣装をお教えします。

 

衣装

種類

 

ドレス

今は安くてクオリティーの高い子供用のドレスがネットで手に入ります。

物にもよりますが数千円で見つけることが出来ます。

 

ワンピース

生地のいいものなら、サロンはもちろん劇場でも見劣りしません。

  

ブラウス

スカートを合わせたりパンツを合わせたり。

会場の規模によっては見劣りするので、装飾などで工夫を。

 

演奏を引き立てる要素

 

曲の雰囲気に合わせましょう。

明るい色、暗い色、鮮やかな色、くすんだ色…まずは色を考えるところから。

音楽に向き合ういい機会になりますよ。

 

手元や腕のしなやかな動きが見えるように、シンプルなものがいいでしょう。

 

横から見た姿

椅子に座りますから、横から見たときスカートの裾が垂れるくらいの長さがいいでしょう。

綺麗に広がるように生地がたっぷり使ってあるものを選んでみてください。

 

舞台上で映える要素

 

光沢のある生地

シンプルな衣装を選ぶときは生地の質を重視しましょう。

良い生地は舞台に上がったときに違いが出ます。

 

スパンコールやラインストーンなど

間近で見たときのかわいさよりも、遠くからでも綺麗に見えるものを選びましょう。

 

チュールやレース

小さい子供ならでは。

舞台に立ったとき大きく見せることが出来ます。

 

避けるべきもの

 

ラメ

生地に吹き付けてあるものは舞台やピアノ椅子、鍵盤に落ちて迷惑がかかります。

光る要素は縫い付けてあるものを選ぶようにしてください。

  

短い丈

膝が隠れるものにしましょう。

舞台に上がるとお客さんは下から見上げる形になり、

膝丈であっても短く見えます。

舞台の高さがない場合も同様です。

椅子に座ったとき品よく綺麗に見えるので膝下まであるものがいいでしょう。

 

フィッシュテール

前が短く後ろが長いドレスです。

これは座って演奏するものには向きません。

座るとごわごわしますし、

横から見たときの見映えもよくありませんので避けましょう。

 

カジュアルな衣装

たまに、Tシャツに短パンで舞台に上がる人を見かけます。

演奏する曲によってはそういうイメージも浮かぶかもしれません。

しかし、舞台に上がると品がなく見えてしまいます。

クラシックの楽器ということを念頭に置いて選ぶことが大切です。

ボーイッシュなスタイルならブラウスにネクタイ、質の良いパンツ(太ももや膝が出ない丈)など、

気取らないスタイルでも品よく見える衣装で舞台に上がるようにしましょう。

 

足元

 

フォーマルシューズ

子供用の靴ならばヒールは1センチくらいに作ってあるでしょう。

気取ることよりも、美しく歩ことが出来るものを選びましょう。

 

質感

衣装や装飾に合わせて光沢のあるものを選ぶと全体の姿にまとまりが出ます。

 

タイツや靴下

肌色のストッキング

小さい子供ならば白色のタイツ、

レースのついた靴下がいいでしょう。

 

避けるべきもの

 

高いヒール

小学校高学年のお姉さんにもなるとヒールの高い靴を履きたがると思います。

普段から履いていたとしても舞台上で綺麗に歩けるとは限りません。

ピアノの演奏なら中高生であっても6センチまでが無難でしょう。

 

スニーカー

カジュアルスタイルにしたいならば、そう見えるデザインの革靴を選びましょう。

気を引き締めるためにも特別感のある靴にしましょう。

 

サンダル

足の指が見えるもの、すなわち素足で履くものは品がなく見えてしまいますので避けましょう。

爪先が覆われているミュールならばいいですが、

足首が固定されているだけのものは、

普段から慣れていないと綺麗に歩けません。

 

ピンヒール

舞台を歩いたときに音がするのでよくありません。

また、ペダルを踏む場合かかとが安定しませんので、太いヒールが無難です。

 

厚底

厚底のサンダルや靴は舞台に適しません。

ペダルを踏む際にも足先の感覚が鈍りますので避けましょう。

 

黒タイツ

舞台には適しません。

大人のパーティーなどでは薄手や編まれているものも見かけますが、

演奏のために舞台に上がると品がなく見えてしまいます。

 

小物

種類

ネックレスやイヤリング

舞台上でキラキラと光って華やかなので身に付けるといいでしょう。

小さい子供は気になって演奏に集中できないといけませんので、

事前に身に付けて練習したり気を使いましょう。

 

髪飾り

演奏中気になるような重さがあるものは避けましょう。

横から見たときに華やかなものを選びましょう。 

 

舞台上で映える質感

 

ラインストーン

間近で見たとき大きく派手に見えても、舞台では自然に見えます。

一つ持っておけば何歳でもどんなドレスでも使えます。

 

パール

サロンコンサートにぴったりです。

大きな舞台だと控えめな印象になりますから存在感のあるものを選びましょう。

 

注意したいもの

花飾り

間近で見るとかわいいですが、舞台上ではぼやけてしまいます。

また、お姉さんになるほど花を頭につけると知的な印象が薄れてしまいます。

パーティーならば華やかでも、楽器の演奏には光る装飾の方が適しています。

 

大きなリボン

髪留め程度のものならば上品ですが、

大きすぎるものは舞台上では知的に見えません。

 

おわりに

 

衣装選びは舞台マナーのひとつでかなり重要です。

また、舞台上では見え方が違ってイメージとかけ離れることが多々あります。

どうぞ上記のことを参考になさって、

自分のイメージと擦り合わせていってください。

男の子編、髪型編に続きます。

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