ピアノの発表会の衣装選び、わくわくしますよね。
同時に疑問も沢山浮かぶと思います。
現役ピアノ講師が舞台映えする衣装、
逆にやめておいた方がいい衣装をお教えします。
衣装選びの前提
硬派でかっこよく
小さなお子さんですと、かわいくおしゃれをさせたくなるかもしれませんね。
クラシックの舞台ですと色や柄は陽気に見えてしまいます。
ボトムスやジャケットの柄はあってもストライプやチェック、
色はモノトーンや茶系がよろしいです。
お父さん方のスーツをお手本に、
硬派でかっこいい男の子になれるよう用意していきましょう。
年齢に合わせて
小学校低学年くらいまでならば半袖半ズボンに蝶ネクタイもかわいいですが、
年齢と体格によってだらしなく見えてしまいます。
少し離れたところで客観的に見るなどして、よく見極めてみてください。
お兄さんになるほど長袖長ズボン、
ベストやジャケットと、大人の正装に近付けていくとよいでしょう。
基本の衣装
正装を基本として、
そこから年齢と体型に合わせた選び方をしていくといいでしょう。
トップス
シャツ
ポロシャツなどカジュアルに見えるものでなく、
フォーマルなワイシャツ(カッターシャツ)がよろしいです。
ベスト
小さい子はジャケットの代わりに着用するといいでしょう。
シャツだけでも問題ありませんが、
正装に近くなるので引き締まります。
ジャケット
中学生~高校生で体格が良くなってきて、
ブレザーや学ランで弾きにくいということがなければ羽織るといいでしょう。
ボトムス
小さい子ですとハーフパンツ、お兄さんはスラックス。
いずれもフォーマルな生地感のものを選びましょう。
足元
靴
フォーマルシューズがよろしいです。
靴紐のついたレースアップタイプですとよりフォーマルです。
靴下
半ズボンならハイソックスを選びましょう。
小物
ネクタイまたは蝶ネクタイ
第一ボタンまで留めて、ネクタイをつけましょう。
曲に合った色や柄のものを選んでみましょう。
無地のネクタイなら硬派なクラシックの曲、
蝶ネクタイならジャズやポピュラーの音楽に似合います。
ブローチ
控えめで演奏の邪魔にならなければ胸元につけてもいいでしょう。
品よく見えるデザインを選びましょう。
避けるべきもの
カジュアルな衣装
たまに、Tシャツやジーパンなどで舞台に上がる人を見かけます。
演奏する曲によってはそういうイメージも浮かぶかもしれません。
しかし、舞台に上がると品がなく見えてしまいます。
クラシックの楽器ということを念頭に置いて選ぶことが大切です。
スニーカー
カジュアルスタイルにしたいならば、そう見えるデザインの革靴を選びましょう。
気を引き締めるためにも特別感のある靴にしましょう。
コサージュ
セレモニーの雰囲気が強くなってしまいます。
胸元に立体感のある飾りをつけると腕が動かし辛く、
また演奏中視界にも入るので向きません。
まとめ
男の子は何歳であってもかっこいい大人の男性に憧れるものです。
一人の男性として尊重し、一番立派に品よく見える衣装を選ぶことは
堂々とした振る舞いを引き出してくれます。
いい学びの機会となるよう、親子で楽しんでください。