ピアノと食~脳の毒~

ピアノ

2つの記事に渡って健全な脳は作れるということを解説してきました。

 

 

食と睡眠が健全な子は少しの引っ掛かりもなく情報伝達がなされ、

楽譜に書いてあることをすぐに理解し、さらに想像して指先まで伝えることが出来ます。

しかし睡眠は十分だし、食事もちゃんととっていても、

一連の情報伝達に難がある子が非常に多く見受けられます。

ご家庭でお菓子やパン、ジャンクフード、食べていませんか?

 

脳神経は6歳までに9割が完成する

 

赤ちゃんの脳には大人と同じ数の神経細胞が存在します。

成長の過程でシナプスという結合部が出来、

神経細胞が繋がることで回路が出来るのです。 

シナプスに難ありですと目で見て脳で処理された情報が正しく伝達されません。

 

具体的に食事のどういったものが原因になっているのでしょうか。

 

脳の成長を阻害する食品

お菓子に含まれるトランス脂肪酸

植物油に水素添加をして固形にする過程でつくられる物質。

天然の植物油にはほとんど含まれていないので、

食べるプラスチックとも呼ばれます。

悪玉コレステロールを増やし動脈硬化を進行させ、

心臓病のリスクを高める以外に、

記憶力の低下を引き起こすという研究があります。

マーガリンやショートニング、植物油、加工油と書かれている食品は

避けるようにしてください。

 

過剰な糖質

砂糖まみれのジュースを飲み続けていると低血糖症を引き起こします。

血糖値が急上昇し、その後インスリンが過剰に分泌されることにより

血糖値が必要以上に下がってしまう状態です。

疲労感、脱力感、無気力、情緒の不安定、記憶障害が現れます。

下がった血糖値を上げることで分泌されるアドレナリンで、

攻撃的になるということもあります。

腹部が大きい人ほど、

記憶を司る海馬が小さいという研究も。

 

人工甘味料

サッカリン、スクラロース、アステルパームは、

本物の砂糖と同じくらい腸内細菌のバランスを崩し、

代謝機能障害を引き起こすだけでなく、脳にも影響を与えます。

脳卒中、アルツハイマー病になるリスクが3倍、

認知症を発症するリスクは2.5倍という

論文も出ています。

 

糖質やグルテンたっぷりのパン

グルテンとはおいしく品種改良された現代の小麦に含まれるタンパク質です。

注意欠陥、多動性障害、不安障害、トゥレット症候群、

精神的疾患、偏頭痛、自閉症などに繋がります。

グルテンフリーの食事療法で大幅に改善したという報告多数。

 

本来の能力

 

お菓子、ジュース、小麦製品を控えてください。

完全に絶った方がもちろんいいですが、

給食がついて回るので難しいと思います。

私の生徒を見ていてもお菓子を食べる習慣がないだけで

頭の回転はその分いいように感じますから、

余分なものはご家庭で食べさせないようになさってください。

 

以下にリンクを載せますが、

「いつものパン」があなたを殺す

を、是非読んでいただきたいです。

食事療法を実践した人の体験談が沢山紹介されていて、

人間の能力が食べ物によってこれほどまでに左右されてしまう現実に愕然とすると共に、

食を改善するだけで別人のように本来の能力が開花するという希望を持てます。

 

具体的な変化

 

思考が明晰になる

よく眠れる

活力が増す

ストレス対処が出来る

注意欠陥、多動性障害、慢性的な精神疾患が改善する

 

おわりに

 

私の所感、脳にとって致命的なのは睡眠不足、

次に食べるものです。

どうぞ出来るところから変えてみてください。

一人でも多くの人が健全な脳で、本来の力を発揮出来ますように。

 

参考文献

成功する子は食べ物が9割 幼児食
成功する子は食べ物が9割
学力は「食育」でつくられる。
「いつものパン」があなたを殺す
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