この記事は趣味でピアノを始めた中学生~大人向けです。
楽譜が読めないと好きな曲に取りかかるのも億劫になります。
基礎が全くないと、好きな曲がどうもイメージ通りに弾けない、
という悩みが出てきます。
表現する上での基礎と譜読みの練習が同時に叶うテキストと、
その使い方をお教えします。
私の紹介
ピアノ講師歴10年
私の生徒は皆譜読みがとっても得意で練習も沢山してきます
他の先生から移ってくる生徒も1ヶ月あれば譜読みが得意になり
積極的に練習するようになります
「自分の子供がこんなにピアノを得意になるとは思っていなかった」
「先生に教わるようになってから練習するようになった、弾き方が変わった(本格的になった)」
「(子供が、自身が)もっと早く先生に出会いたかった」
この類の嬉しい言葉をほぼ100%頂けます
(親御さんが完全に放置していて子供の上達に気付いていない場合もあるので”ほぼ”です)
質のいい練習を
これからお教えするのは実際のレッスンにて私がおこなっている内容です。
基礎が磐石になり譜読みも得意になるので、
大人も子供も積極的に練習してくれますよ。
こちらの講座にて、複数のテキストを併用する重要さを解説しました。
読譜力の前提を書いてますのでお読みください。
下記の内容を質良く進めていくことが前提ですから、
こちらも読んで次に進んでください。
好きな曲に取りかかる前に弾いておきたいテキスト
目標とする曲に取りかかる前に、
10~15分でいいので時間をとってください。
楽譜に目をならし、指への回路を作っておくことで
そのあとの練習がはかどるはずです。
下記内容の積み重ねで読譜力もつくので、
どんどん練習が楽になります。
テクニックのテキスト
バーナムピアノテクニック 導入書
Or
ロシア奏法によるピアノ教本 はじめの一歩3
バーナムの有効な使い方はこちらで解説しています。
曲集
はじめてのギロック
内容解説
バーナム導入はポジションが固定されているので、
初心者でも読みやすいです。
内容も非常にシンプルで、5本指で5本の鍵盤を辿るようなものですので、
安定した適切なフォームを身に付けるいい機会になるでしょう。
スラスラ読めないうちは高さを数えることになると思いますが、
順次・跳躍進行、上行・下行形を利用して読みやすい曲ばかりなので
楽譜に慣れることにも役立ちます。
楽譜やピアノにある程度慣れているなら、
ロシア奏法によるピアノ曲集はじめの一歩おすすめです。
多種多様なリズム、調性や曲調を学べ、実際の曲に取りかかる上で必要な力を養うことが出来ます。
テキストをまんべんなくこなすことで、
美しい音を出す上でのテクニックが自然と身に付き、
表情豊かな短い曲の詰め合わせなので表現力を養うこともできます。
中学生のお兄さんお姉さん~大人まで楽しめるテキストです。
はじめてのギロックは初心者、経験者問わず、読譜力と表現力を養うのにおすすめです。
ペダルの使い方も学ぶことが出来ます。
シンプルで優しい曲であっても音楽的に素晴らしく、大人でも楽しめます。
ピアノという楽器をよく活かしていて、美しい音色、響きを学ぶことに役立ちますから、
クラシック音楽に興味がない人も弾いておくといいでしょう。
独学のポイント
沢山の曲に触れる
沢山新曲を目にすることでしか読譜力はつきません。
また、経験する曲が多いほど表現の深みが出ます。
達成感を味わう
上記のテキストは短い曲の詰め合わせです。
数曲を並行して進めてみてください。
日々の成長が喜びです。
上達を実感しながら取り組みましょう。
まとめ
上記の方法であれば自宅でも基礎力をつけることは出来ます。
しかしながら、先生がいるピアノのレッスンと決定的に違うのは、
生の美しい音色の有無です。
グランドピアノまたはアップライトピアノ、実際のピアノで
先生が伴奏やお手本演奏を目の前でしてくれること。
本物の音との調和、美しさ、迫力、空気感、
それらから得られる感動は何よりも技術を向上させます。
これが先生に習いに行くことの一番の価値だと思っています。
是非、生の音に触れる機会も意識しつつ、
楽しく気長に自宅レッスンを楽しんでくださいね。