おうちでレッスン 小学生編

ピアノ

この記事は数年習っているけども両手で譜読みすることが苦手、

片手ずつ練習してから合わせている、

という小学生向けです 

 

こちらの講座にて、複数のテキストを併用する重要さを解説しました。 

 

 

今回はご自宅で保護者がレッスンすることを想定して、

上記記事のおすすめテキストを使ったレッスンの進め方をお教えします。

 

 

私の紹介

 

ピアノ講師歴10年

 

私の生徒は皆譜読みがとっても得意で練習も沢山してきます

他の先生から移ってくる生徒も1ヶ月あれば譜読みが得意になり

積極的に練習するようになります

 

「自分の子供がこんなにピアノを得意になるとは思っていなかった」

「先生に教わるようになってから練習するようになった、弾き方が変わった(本格的になった)」

「(子供が、自身が)もっと早く先生に出会いたかった」

 

この類の嬉しい言葉をほぼ100%頂けます

(親御さんが完全に放置していて子供の上達に気付いていない場合もあるので”ほぼ”です)

 

質のいい練習を

 

これからお教えするのは実際に私がおこなっている内容です。

基礎が磐石になり譜読みも得意になるので、

積極的に自宅練習をしてくれる子になります。

 

下記の内容をこの記事の通り質良く進めていくことが前提ですからまずお読みください。

 

 

 

30分程度のレッスン内訳 

 

譜読みはいきなり両手で始めることが大切です。

シンプルな楽譜に立ち返って、

二段を同時に見る目を養いましょう

 

両手のリズム練習

 

リズムのほん②or③

有効な使い方はこちらで解説しています。

 

リズムのほん②
リズムのほん③

 

テクニックのテキスト

 

バーナムピアノテクニック 導入書

有効な使い方はこちらで解説しています。

 

バーナムピアノテクニック 導入書

 

おへそのドを起点に両手を使うもの

 

ピアノランド②

1曲~

 

ピアノランド②

 

単音伴奏のもの

 

ピアノのくに②

1曲~

 

ピアノのくに②

 

要素が豊富で曲調が豊富なもの

 

はじめてのギロックorトンプソンはじめてのピアノ教本②

1曲~

 

トンプソンはじめてのピアノ教本②
はじめてのギロック

 

 

これで30分レッスンです。

 

進めていくうちに譜読みの速度が遅くなり苦戦するようになってきたら、

ぴあのどりーむ③、オルガンピアノの本①を

挟んでください。

 

ぴあのどりーむ レパートリー③
オルガンピアノの本①

 

  

内容解説

 

ピアノランド2はおへそのドなどを起点とする両手練習のテキストです。

リズムも多種多様で難しいですが、

単旋律を両手でとっていた頃からの移行がしやすいので

譜読みが苦手な子は習得に活用してください。

 

それと併せて使うのは、左手が伴奏形になっているテキストです。

様々なポジションを同時進行で学ぶのがポイント。

ピアノのくには優しい楽譜に見えますが、学べることが多く使いやすいです。

ピアノランドもピアノのくにも先生に弾いてもらう伴奏つきで

音楽自体も表現のしがいがあるので愛用しています。

 

ギロックは優しい曲も豊富で愛用しています。

トンプソンは楽譜をパッと見たとき難しそうと思われることもありますが、

上の二冊の補足として使うといいでしょう。

こちらの二冊はアメリカの作曲者のもので、

日本のテキストでは味わえない音楽性が素晴らしいので、

ぜひどちらか取り入れてみてください。

 

 

指導のポイント

 

次々に違う楽譜を見て、目を慣れさせる

 

沢山新曲を目にすることで養われます。 

 

歌と指が一致しているか

 

同時に間違えたら単なる読み間違い、

一致していなかったら理解していない証拠です。

 

表現は自然に

 

強弱記号は、曲のタイトルによってイメージを膨らませることと同時に話題に出します。

ピアノの音を変えるのは難しいことですから、まずは歌。

大きな声小さな声、と上手に歌えるようになると自然とピアノの音も伴います。

 

その日だけで合格を目指さない

 

日々の成長を実感させましょう。

子供が悔しいからこだわって練習する、とならない限り、

大人のこだわりで一曲に集中させることは意味がありません。

 

沢山達成感を味わわせる

 

数曲を並行して進め、何かしらが合格になるよう難易度を調整してあげてください。

 

 

まとめ

 

上記の方法であれば自宅でも基礎力をつけることは出来ます。

しかしながら、先生がいるピアノのレッスンと決定的に違うのは、

生の美しい音色の有無です。

 

グランドピアノまたはアップライトピアノ、実際のピアノで

先生が伴奏やお手本演奏を目の前でしてくれること。

本物の音との調和、美しさ、迫力、空気感、

それらから得られる感動は何よりも技術を向上させます。

 

これが先生に習いに行くことの一番の価値だと思っています。

是非、生の音に触れる機会も意識しつつ、

楽しく気長に自宅レッスンを楽しんでくださいね。

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